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2010.03.01.
文部科学省委託講座が終了しました。

平成21年8月29日(土)より、毎週開催してきました文部科学省委託講座「広告・印刷業界を目指す女性のためのデザイン・スキルアッププログラム」が終了しました。

講座を受講された皆さん、お疲れ様でした。
この講座を受講されてお仕事に結びついた皆さん、おめでとうございます。
お仕事に就くことができたのは、日頃の努力の成果だと思います。

そして、残念ながら講座終了までに就職を決められなかった方は、今後も自分の作品を掲げて就職活動を頑張ってほしいと思います。

以下、今回の講座を振り返りまとめといたします。


文部科学省委託講座「広告・印刷業界を目指す女性のためのデザイン・スキルアッププログラム」

◆◆◆今回の講座の概要◆◆◆

●実施期間
H21年8月29日~H22年2月13日までの毎週土曜日に開講(21日間/84コマ)

●開催時間
13:20~17:10(50分授業で4コマ)

●カリキュラム内容
1.概論・実習について
講座の目的に照らし、デザイン業界の必須スキルおよび就職支援をテーマとした下記カリキュラムを作成・実施した。
広告・印刷業界で求められる必要な基本スキルから、Webサイトの制作、管理までをトータルに無理なく実践的に学ぶために、カリキュラムの約80%を実習にあて、即戦力として業界就職が可能な内容とした。求人需要の高いDTP(デスクトップパブリッシング)スキルとWeb(インターネット)制作実習を中心に、マルチメディアやプレゼンテーションの実習も加え、限られた期間で必要なスキルを集中的に身に付けることを目指した。

□DTP概論・実習 (20時間)
・DTP(デスクトップパブリッシング)と商業印刷の基礎を学ぶ。
・IllustratorとPhotoshopを使い、名刺やA4版チラシの制作を実習する。
□マルチメディア概論・実習 (12時間)
・インターネットの基本的なしくみと各種サービスの利用について学ぶ。
・インターネットコミュニケーションツールとしてのブログの活用方法を学ぶ。
・デジカメを使った静止画や動画の撮影について実習する。
□Webデザイン概論・実習 (36時間)
・Webサイト構築に必要な基礎知識を学ぶ。
・Dreamweaverを使ったWebサイト制作を実習する。
・Flashを使ったWebコンテンツ制作を実習する。
□ビジネスパソコン (3時間)
・MicrosoftWordとExcelの基本操作を学ぶ。
□プレゼンテーション (4時間)
・自身の制作物のテーマとコンセプトをまとめ実際にプレゼンテーションを行う。
・発表者の作品についての理解とコミュニケーション手法を実習する。
□総合ガイダンス(1時間)
・自己紹介、講師紹介、受講ルール説明等

2.就職対策について
広告・印刷業界を目指すための就職支援として、業界人との交流を目的に「就職講演会」を設定し、デザイン業界の現状と求められる求人像について講演頂いた。また、業界の研究のために「職場見学」を実施し、実際の現場のデザイナーとの情報交換や質疑応答により理解を深めた。さらに「職場見学」では、デザイン会社の経営トップからの「デザイン講話」を頂き、さらなるスキルアップのヒントとなった。就職活動や求人情報については、気軽に問い合わせや相談が出来るようにメールによる連絡形態を採用し、受講生の都合に合わせた柔軟なコミュニケーションツールとした。

□就職講演会 (2時間)
・業界クリエイターに講演頂き、業界を取り巻く環境や求められる求人像について学ぶ。
□就職実務 (2時間) 
・求人情報収集から就職決定までの活動内容を確認し、具体的な就職活動実務を習得。
□職場見学 (4時間)  
・現場のデザイナーとの情報交換や実務内容を見学し、就職活動やスキルアップのためのヒントを習得。

3.実施運営について
講座の実施にあたっては受講生と学校間の連絡、問合せ、課題の提出などタイムリーかつスピーディーなコミュニケーションを実現するツールとしてメーリングリストを活用した。また、一週間に一度の講座開催の間をつないでいくため、更には受講生同士の意見交換を活発にしコミュニケーションを円滑にするために、インターネット上の掲示板サービスを利用した。講座期間の後半は、受講生自身が運営するブログも活発となって受講者同士も打ち解け、就職に対する情報交換も頻繁に行われるようになった。

◆◆◆受講後のアンケート◆◆◆

●アンケート調査結果について
受講生の満足度アンケート調査の結果を見ると、93%の方が「大変満足」「満足」と回答されており、非常に満足度の高い講座となったと考える。一方、「習得するまでには時間数が足りない」「学ぶ期間に比して学ぶ範囲が広すぎる」との不満も記載されており、次回のカリキュラム改善要素として検討していきたい。

●アンケート調査結果
大変満足2人(13%) 満足12人(80%) 普通0人(0%)
不満1人(7%)    大変不満0人(0%)

●主な理由
・土曜日の午後ということで、曜日・時間帯ともに参加しやすかったです。
・充実したカリキュラム、テキストでとても満足しています。
・先生方は、とても一生懸命に基礎から丁寧に教えてくださり、質問がしやすい環境でした。
・いつも決まった席で受講でき、一人一台のパソコンで良かったと思います。
・机の位置によってはプロジェクターや黒板が見ずらい所がありました。
・託児できるところが近くにあって、とても助かりました。
・利用した子供が、楽しかったと言っており安心でした。
・就職講演は、厳しい雇用状況を教えて頂き、身が引き締まる思いでした。
・職場見学での社長様の講話は、とても勉強になりました。デザイナーさんともっと話したかったです。
・自分だけでは学べなかったことが、出来るようになったので大変満足です。
・授業時間数をもっと増やしてほしいと思います。
・6ヶ月での講座としては学ぶ範囲が広すぎると思います。
・自分自身の基礎力不足で、授業についていくのがやっとでした。

◆◆◆受講後の状況◆◆◆

受講者15人中、12人が規定の出席時間数に達したので、本校独自の「修了証明書」を交付した。
本講座を修了した女性12名中、再就職が決まった方は10名(83.3%)であった。出席時間数が足りなかった3名の方は体調不良により療養後の活動予定となっている。


◆◆◆事業の成果と次年度以降の展開◆◆◆

●主な成果は下記のとおり
1.女性に対するデザイン基礎技術の教育カリキュラムの完成
2.地域保育園との連携による託児体制の確立
3.地元デザイン業界との教育プログラムの連携
なお、デザイン業界就職を目指すために、業界のデザイナーを招いた「就職講演会」や業界の会社を訪問する「職場見学」の設定についてであるが、受講生のための土曜日の午後という時間帯が、業界の方々に依頼するには難しい曜日・時間帯であることがわかり、次年度に関しては改善する必要がある。また、カリキュラム内容に比して受講回数が足りない、受講期間を長くしてほしいなどの要望にもこたえられるよう検討する。

●次年度以降の展開
社会情勢はますます厳しく、就職したいが就職できない人々が多く存在する状況において、子育ての最中であっても前向きに社会復帰を目指し、就労意識を高めていける機会と環境の提供は今後ますます必要と考える。
今回までの講座開催実績をふまえ、社会的諸事情により離職されている方々を対象とした再就職支援プログラム及びスキルアッププログラムを開発、実施していきたい。

※来年度の講座についてもどうぞご期待ください。

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